HOMESACLAとはSACLAの技術

XFELとは
SACLAの技術
SACLAは数々の世界最高水準のテクノロジーが結集されて完成しました。その一部をご紹介します。

高品位な電子ビームを生み出す電子銃 電子を効率よく加速するCバンド加速器
グラファイトヒーターの開発により、1450℃の高温で安定にカソードの加熱が可能に   電子の加速能力を従来の約2倍にするCバンド加速器(5.7ギガヘルツ)を開発し、加速器のコンパクト化を実現
高純度の無酸素銅とそれを1ミクロン精度で加工する技術により、1cmあたり350kVという高電界を持つ加速管が可能に

X線レーザーを生み出す真空封止アンジュレータ 最先端の実験を展開するビームライン・実験ステーション
磁石列を真空ダクト内に入れることにより、 磁石列を電子ビームに最小1.5mmまで近づけ、 強力な磁力を電子ビームに与える   1ナノメートルの表面形状精度を持つ超高精度X線用ミラーと、安定にミラーの姿勢を制御する調整機構 (大阪大学との共同研究)


■施設概要図
※上記図をクリックすると大きく表示されます。写真の背景の色は図のエリアを示す色と対応しています


SACLAを動かす高精度・高安定な制御機器 SACLAの検出器
高電圧・高ノイズ環境下でも機器を安定に動作させる制御技術
20ppm(100万分の20)の精度で電磁石を制御する高安定電源
放射線環境下でも使用可能な位置読取装置付ステッピングモータシステム
  X線光子1個から大量の光子まで正確にとらえることのできる「眼」は、センサー(左)と高速・高精度の電子回路(右)から構成

加速器を支える高安定架台 SACLAを動かす高精度・高安定な制御機器
コンクリート床面を平面度50ミクロンで研削する装置を開発し、架台底面の接地面積が増え、架台の振動特性が大幅に向上   電子ビーム位置を1ミクロン以下の精度で計測する電子ビーム位置モニター