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放射光科学総合研究センター センター長

センター長: 石川 哲也
播磨科学公園都市にある大型放射光施設SPring-8の隣に、X線自由電子レーザー(XFEL)というまったく新しい光を生み出す研究施設を建設しています。 XFELは、SPring-8よりも10億倍明るいX線領域のレーザー光線であり、従来困難であった物質の形を原子レベルで容易に観察することが可能になります。 さらに、それらの瞬時(10兆分の1秒)の動きを観察でき、さまざまな働きをもつ新しい医薬品や材料の研究開発も期待されています。 SPring-8は周囲約1.5kmの円型ですが、XFEL施設は約700mの直線状の施設であり、平成22年度の完成をめざし、独立行政法人理化学研究所が、財団法人高輝度光科学研究センターと協力して開発・建設を進めています。 XFEL計画は、政府から国家基幹技術のひとつに認定され、完成後は SPring-8と同様に大学や企業などの共用施設として使われます。多くの方にXFELという究極の光を提供することによって、ライフサイエンスやナノテクノロジーなど幅広い分野で優れた成果を獲得し、科学技術研究を通じて社会に貢献したいと考えています。



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