SACLA-SFXプロジェクト

「創薬ターゲット蛋白質の迅速構造解析法の開発」(通称:SACLA-SFXプロジェクト)では、医学や薬学に重要であるが構造解析が難しい蛋白質を、X線自由電子レーザー施設SACLAにおいて、迅速かつ高分解能で構造決定する技術を確立することを目指しています。このプロジェクトは文部科学省から委託を受け、X線自由電子レーザー重点戦略研究課題(XFEL重点戦略研究課題)の一環として行われています。

理化学研究所放射光科学総合研究センター、SACLA利用技術開拓グループの岩田想グループディレクターを研究代表者として、10を超えるグループが連携•協同して一丸となってプロジェクトを進めています。

  • 2018.9.5.SACLA Users' Meeting 2018 (9/6-7) にて、南後恵理子(理研)がオーガナイザーを務めます。
    セッションタイトル:Session 1. Biology "Recent Progress and Perspective in Time-resolved Crystallography at SACLA"
    <Presenter & Title>
    菅倫寛( 岡山大):Structure of oxygen evolving photosystem II and possible mechanism for the O=O bond formation
    島田敦広(岐阜大):Time-resolved XFEL crystal structure analysis reveals the mechanism of blockage of pumping proton back leak prerequisite for high effective proton pump by Cytochrome c Oxidase
    南後恵理子:Toward understanding of enzyme reaction mechanism: serial crystallography using mixing injectors

    田中智之、南後恵理子がポスター発表します。
    <Poster Title>
    田中智之:Sample preparation methods for Serial Femtosecond X-ray crystallography
    南後恵理子: Molecular Movie of Structural Changes in the Light-Driven Proton Pump Bacteriorhodopsin
  • 2018.9.5.生化学若い研究者の会創立60周年記念シンポジウム(9/24)にて、岩田想が座長を務めます。
  • 2018.9.3.Emina A. Stojkovic ́(Northeastern Illinois Univ.)らによる論文 "Structural basis for light control of cell development revealed by crystal structures of a myxobacterial phytochrome” が、IUCrJに掲載されました。
    南後恵理子(理研)らがユーザーへの技術提供等のサポートを行いました。
  • 2018.8.28.第56回日本生物物理学会年会(9/15-17)にて、久保稔(兵庫県立大)、南後恵理子(理研)がオーガナイザーを務めます。
    シンポジウムタイトル:X 線自由電子レーザーと融合分野が拓くタンパク質反応ダイナミクスの新しい計測(2SKA)
    講演者
    Yoshitaka Bessho:XFEL analysis of light-mediated pyrimidine dimer repair by DNA photolyase
    安部 聡:細胞内結晶工学を利用したタンパク質結晶の機能設計
    清水 伸隆:X 線自由電子レーザーによる生体高分子 X 線溶液散乱
    重田 育照:QM/MM 法による金属酵素の構造活性相関の研究
    岩田 想:X 線自由電子レーザーによるタンパク質中で起こる化学反応の三次元動画
    田原 太平:フェムト秒ラマン分光による光受容タンパク質の超高速構造ダイナミクスの観測
  • 2018.8.28.第56回日本生物物理学会年会(9/15-17)にて、岩田想, 南後恵理子らの共同研究の成果が報告されます。岩田らはSACLAにおけるXFELを用いた実験において、SFXの基盤や技術を提供しています。
    Manuel Maestre-Reyna (Inst. Biol. Chem., Academia Sinica) :The undistorted photolyase: photoreduction stages revealed via serial femtosecond crystallography (3SAA-3)
    Michi Suga (岡山大):Crystal structure of PSII in the intermediate states and possible mechanism for the O=O bond formation (3SHA-3)
  • 2018.8.27.SPring-8シンポジウム2018(8/25-26)にて、久保稔(兵庫県立大)が講演します。
    タイトル:構造生物学におけるSACLA時分割構造解析の展望と課題
  • 2018.8.9.新学術領域「中分子戦略」「分子夾雑化学」ジョイントシンポジウム 第21回生命化学研究会(9/8)にて、當舎武彦(理研)が講演します。
    タイトル:SACLAを利用した時間分解構造解析による酵素反応の観測
  • 2018.7.30.第6回 バイオ関連化学シンポジウム若手フォーラム(9/8)にて、溝端栄一(大阪大)が講演します。
    タイトル:SACLAの先端XFEL技術を用いたタンパク質構造研究
  • 2018.7.23.「フジサンケイビジネスアイ」連載企画、第65弾にて、南後恵理子(理研)が紹介されました。
  • 2018.7.20.南後恵理子(理研)による総説 "X線自由電子レーザーで捉えたタンパク質中で起こる化学反応の三次元動画” が、有機合成化学協会誌に掲載されました。
  • 2018.6.22.Science@FELs 2018(25-27 June 2018, Stockholm)にて、久保稔(理研)が講演します (Invited speakers)。
    タイトル: Capturing reaction intermediates of enzymes by time-resolved XFEL crystallography
  • 2018.6.15.Jörg Standfuss (PSI)らとの共同研究による論文 "Retinal isomerization in bacteriorhodopsin captured by a femtosecond x-ray laser” が、Scienceに掲載されました。(プレスリリース
  • 2016.4.7本プロジェクトでは、取得した生データを積極的に公共データベース CXIDBで公開しています。解析手法の開発や教育への利用、新しいプログラムでの再解析などを歓迎します。詳しくはこちら

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