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ビームライン
BL1(SXFEL)
概要
概要
光源性能
実験ステーション
概要
BL1は、軟X線領域のFELを利用するためのビームラインです。 2012年3月の供用開始以来、 BL1は 「広帯域自発放射ビームライン」 として運用されてきましたが、自発放射のみ供給可能であったこと、 また硬X線FELを供給するBL3とは排他的に運転する必要があったことにより、 利用の機会は限定されてきました。 軟X線FELの利用を本格的に展開するために、 2014年度より、 SACLAのプロトタイプ機として建設されたSCSS試験加速器をSACLAアンジュレータホールに移設し、 一部コンポーネントを増強しながらBL1に接続するというプロジェクトが開始されました。 第一期の工事は2015年夏に行なわれ、 最大加速エネルギー約500 MeVの電子ビームを用いて、 光子エネルギー約40 eVのSASE-FELが生成可能となりました。 2016年夏には第二期工事が行なわれ、 加速エネルギーの最大値を750 MeV以上に増強しながら、 光子エネルギー100 eV以上のFELを供給する予定です。 2016年4月現在、 ビーム調整を継続しながら、 実験ステーションの高度化を進めています。 実験ステーションでは、 FELを10ミクロン以下に集光するKBミラーシステムと、 ポンププローブ実験用の同期光学レーザーの整備が2016年上期に実施される予定です。 実験装置については、 当面の間、 常設装置は置かずに、 各実験ごとにユーザー持ち込みの装置を接続してご利用いただくことを想定しています。 最新の状況は随時更新します。