12月12日（金）、東京国際交流館（お台場）にて、第4回X線自由電子レーザーシンポジウム「世界が注目する日本の技術・コンパクトX線レーザー」を開催しました。 公的研究機関、民間企業、大学などから384名のご参加をいただき、会場はほぼ満員となりました。

初めに、主催者として、XFEL計画合同推進本部の藤嶋信夫本部長及び文部科学省の坂田東一文部科学審議官より挨拶を行いました。 XFEL計画合同推進本部からの講演では、今回のテーマである「世界が注目する日本の技術」という点について、XFELの試験加速器が目標性能に達し、 オリジナリティあふれる日本の技術が有力科学誌でもとりあげられ、世界に認められているとのお話がありました。 XFEL施設の整備や装置の製作・開発状況等についての説明もなされ、順調に進捗していることが報告されました。 また、CG動画による施設完成イメージが紹介されました。また、日本のXFEL装置を安定かつコンパクトにしている重要な技術は、 日本のメーカーの高い技術力や努力に支えられているものであり、今後もオールジャパン体制で、開発・施設建設を進めていきたいとのお話がありました。

午後の講演では、XFEL完成直後からXFELをフル活用するために推進されている先端的研究について報告され、プロトタイプ機を利用して着々と準備が進行していることが感じられました。 産業界からの講演では測定技術から電子デバイスなどへの応用について期待が寄せられました。 講演後に行われた質疑からも、XFELに大きな関心が寄せられていることがうかがえました。最後に、石川哲也プロジェクトリーダーより閉会の挨拶を行い、盛会の内に終了しました。 皆様のご来場、まことにありがとうございました。