異国情緒が漂う神戸の地にある兵庫県公館にて、兵庫県とひょうご科学技術協会が主催する講演会「X線自由電子レーザーで広がる未来」が開催されました。

国家基幹技術に指定されている”X線自由電子レーザー計画”とはいったい何なのかを知り、その将来性を探ることを目的として開かれたこの講演会は、井戸敏三兵庫県知事、熊谷信昭(財)ひょうご科学技術協会理事長による開催挨拶の後、講師に招かれた石川プロジェクトリーダー、田中グループディレクター両氏により、X線自由電子レーザー計画についてわかり易く解説されました。
さらに講演では、もう一つの国家基幹技術に指定されている次世代スーパーコンピューター計画もまた兵庫県に建設中であり、ほぼ同時期に完成する両計画の連携が重要であることが再確認され、その達成により、兵庫県が世界の科学技術をリードする地になるという将来性が語られました。
各界より広く募った約200名の聴者は二人の語るXFELの重要性と将来性に大きな関心を寄せ、同時に、兵庫の地で完成しようとしている二つの国家基幹技術プロジェクトの成功と科学都市としての兵庫県の発展を強く願い、講演は幕を閉じました。